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#twnovel 75

ストローで作ったスプーンの端を咥え、溶けた氷とシロップを啜る。容器ごと飲めばいいのに。勢いよく傾けたせいで、お気に入りの浴衣を濡らしたことがないからそう言えるのだ。泳ぐ金魚が青く染まり、私に苦笑を浮かべた母。あの夜は帰ってこない。空の容器はゴミ箱へ。思い出は私の中へ。

#書氷(『かき氷』がテーマのツイノベ募集に便乗)

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