忍者ブログ

#twnovel 51

月が口の中に飛び込んだ。大玉の飴くらいの月を舌で転がしたり歯で噛んでみても、味までは飴じゃない。いかがかしら?感想を求める美女。まるでプラスチックだ。ぬるくて不味い。舌を出すと、彼女が手鏡を取り出して舌を写した。僕の舌で、兎と蟹が仲良く飴玉を頬張っていた。

拍手

PR