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#ヘキレキワアド(461~480)

男の遺灰を浴びた犬

雨音に息を殺されて

あわいの繋ぎ手

記憶・きっと・カッター

「あなた。勝手なことが言えるご身分なの?」

「『好き』だなんて、嫌いだわ」

鋏は目玉にありはしない

元気を現金に

まだ、あのひとが、すきです

啼鳥のいない村

砂場に捨てた奇跡の願望

「愛したようにはいかないね」

魔性の門限深夜2時

エンゲージリングを捨てる覚悟で

年中無休で眼鏡と眠る

素直なわたしは赤の他人

すえた臭いはお呼びじゃないの

いなびかりのにをい

さびしい口に挿す花は

花畑にいるような人

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#twnovel 81

細い試験管用のスタンドに、無色の液体を抱える試験管たちが入っている。私はそのうちの一本に、別の液体を垂らした。無色はピンクに。もう一滴垂らすと、ピンクは青に変わった。先輩の一言で勝手に舞い上がってた頃の私みたいだ。「気持ち悪い」私は流し台に試験管の中身を捨てた。

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【長編】トポグラフ・マッパー夢原涙子【目次】

『人の涙から作られた地図=トポグラフィー・マップ』
『トポグラフィー・マップを作る職人=トポグラフ・マッパー』

これは、『トポグラフ・マッパー夢原涙子』と、彼女に出会った人々のオムニバス現代ファンタジー。
そして、地下のアリスが迷えるウサギたちに捧ぐ物語。

【更新履歴】
◆2017/01/29:第三章終了→2月いっぱいまで連載休止(再開日は未定)
◆2017/10/12:第一章改題・『小説家になろう』への掲載を始めました

【目次】
◆第一章:タイムマシンの作り方(旧題:トポグラフ・マッパー夢原涙子)
一、ウサギがアリスに出会ったら
二、ウミガメスープを飲み干して
三、誰がタルトを盗んだか
四、身を知る雨に猫が鳴く (了)
あとがき&連載休止のお知らせ

◆第二章:はねっかえりバタフライ
一、夜の蝶だった頃
二、思い出になる前に
三、青年期の終り
四、夢の中へ (了)
あとがき&第三章連載について

◆第三章:残滓
(まえがき)
一、せちがらい、よのなかのはなし
二、においのもと
三、ゆれるきんぎょそう
四、うつつのゆめ (了)
あとがき&第四章連載について

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夕立

#君とドラゴン企画 参加作品
主催:オカザキレオ様(@oka_reo )
(主催者様のご厚意で、大遅刻ながら企画に参加させてもらいました。本当にありがとうございます)

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#twnovel 80(2016.10.17)

「眠れぬ君に、光を」彼女が両手を広げた瞬間、祭壇を通じて光が空へ飛んでいく。彼女はこの儀式のどさくさに光をほんの少し集め、小さな小瓶に溜めている。小瓶が一杯になったら、彼女は心の奥で呼んでいる『君』に贈るんだ。僕のことじゃない。幼なじみに、そんな資格はないもの。

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#切なさの愛称(2015.02.19)

廊下ですれ違う。街中ですれ違う。気付くまで君と、私は他人。気付いてるよ。気付いてよ。握った手を、もう一方の手で包む。雑踏に消える君。呼び止めようと駆け出す私。君の名前を叫ぼうと大きく息を吸い込み、この切なさ(君の名前)に、愛を込めて。

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#自由律俳句(100~119)

ぼぅっとしても伸びる爪

小説の表紙に落ちた酒瓶の汗

アキレス腱に蚊の最後っ屁

扇風機と別れた延長コード物悲しく秋に似て

空のコンビニ弁当袋に詰めて昼寝

筋肉痛が翌日に出るまだ若い

呼吸器官に入った水の残留感

喪に服す家と目が合う

待ちぼうけている人の足取り

郵便屋さんが実家の更地を跨いでお仕事

プラスチックの臭いがする『無臭』

自分は考えすぎるのかと考える

部屋で立ち読むをする疲れた

店員に忘れられたフォークを拾う

また「山があるから登る」みたいなことを

電車を使うほどの都会でもない

聴けないラジオに葉書を送る

汗を撫でる風の季節だ

通りすがりの家の電話がうるさい

子どもがエレベーターの鏡と手遊び

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【トポグラフ・マッパー夢原涙子】第三章あとがき&第四章連載について



1月が終わる前にあとがきを書き終えたかったのですが、間に合いませんでしたorz

というわけで、1月29日に『トポグラフ・マッパー 夢原涙子』第三章が終了いたしました。
第三章は福岡創作イベント『Collage Event Ade7』への委託販売のため、第一章と第二章とともにコピー本として頒布させていただいた作品です。
どうも自分の作品語りというのは苦手で、コピー本に書いたあとがきだけの内容が精一杯です…orz
(どんな内容かは、第一章~第三章までのコピー本の自家通販にて予約していただいた皆様でご確認していただけたなと。特に後半がとてもくだらないので)

第四章の連載についてですが、2月から新生活に向かうため(と、参加しているアンソロの〆切を大幅に勘違いしていたので、今から執筆しなきゃ間に合わなげふんげふん)またまた休止させていただきます。
第三章では『夢原涙子』の出生について触れましたが、第四章では『いかにして彼女が夢原涙子になったのか』を掘り下げる特別編となっておりますので、連載再開までどうぞお楽しみに。

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